あらすじ・概要
魔女のイザベルは、普通の暮らしにあこがれて人間の世界で暮らすことにした。そこで『奥様は魔女』のドラマの女優としてスカウトされる。しかし好意を持った主演男優、ジャックは、ろくでなしでいくじなしな男だった。イザベルはジャックに怒りを覚えながらも恋をしてしまう。
サマンサは気持ちいい女だけどジャックとはくっついてほしくない
リメイク前の原作は未視聴。
最初の方は「男に都合のいい幻想の女」の話なのかなと思っていたんですが、イザベルがジャックにキレるところあたりからぐっと面白くなってきました。
イザベルは世間知らずで、善良で、どこか抜けている女、というイメージから脱出して、自分の意思でジャックと渡り合おうとします。そこが最高に気持ちよかったです。
魔法の表現も派手なものではないのですが、わくわくするようなネタに満ちていて面白かったです。スーパーで買い物をしていると食べ物のパッケージの写真が父親の顔になってしゃべりだしたり、時を巻き戻したり、暖炉から移動したり。
魔法のキラキラ感がよく出ていて楽しかったです。現代ファンタジーの設定を生かした表現でした。
しかしジャックがあまりにも馬鹿なので、ハッピーエンドを迎えても視聴者としてはうれしくなかったです。私がイザベルの友人だったら「ジャックよりいい男が星の数ほどいるんだよ!!」と説得すると思います。
もちろん恋愛ものだからジャックと別れるとコンセプトに反する、というのはわかるんですけど、心情的にはジャックを捨てて自分の人生を生きてほしかったです。