ブックワームのひとりごと

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アジア各地で活躍する日本人女性たち ヤマザキマリ『ヤマザキマリのアジアで花咲け! なでしこたち2』

 ヤマザキマリのアジアで花咲け! なでしこたち2 (MF comic essay)

コミックエッセイが読みたくなったので手に取りました。

 

書籍概要

漫画家ヤマザキマリが、アジアの国を旅して、そこにいる日本人女性に会いに行く。コスプレを広めるオタクの人、貧しい人々を支える人など、彼女らはさまざまな目標をもってアジアの地に立っていた……。

 

ポジティブなことしか書かれていなくて逆に物足りない

そういう意図の本なんだと思うけれど、ポジティブなことしか書いていなくてそこが物足りなかったです。

出てくる人みんな生き生きして幸せそうなのはいいけれど、なんかあんまり参考になるところがない……。

海外で暮らしたい人や働きたい人へのアドバイスも載っているんだけれど、実際にどういうことで苦労してどう乗り越えたのか教えてくれた方が、参考になった気がします。

あと外国人技能実習生なんかはめちゃくちゃ悪名高い制度なのに、その辺のツッコミがないまま話が進んでいくのがなんだかもやもやしました。

実習生にはいろんな人がいるのはわかってるし全否定するつもりはないけど、美談として話されると「本当かよ?」とどうしても疑ってしまいますね。

 

話としては面白かった

と、いきなり否定的なこと言ってしまいましたが面白い部分もありました。

一番面白かったのは、タイでコスプレを広めているオタクの人の話です。タイではオタクがオープンなの初めて知りました。案外寛容な社会なんだな……。

その人は日本での「隠れなきゃいけない」オタク文化になじめなかったから、外に出て正解だったと思います。こういう風に、国外に出ることが一種の生きづらさからの解放になっている人は多いのではないでしょうか。

フィリピンの山奥でアクセサリーを売っている人も、独特の価値観を持っていて面白かったです。価値観次第でどこでも天国になるんだなあ……。

不満がある部分もありましたが、話としては面白いコミックエッセイだと思います。

 

まとめ

結構不満がある内容でしたが、話としては面白かったです。

 軽く読む程度ならいいかな、という感じです。

 

 作者のコミックエッセイならこっちのほうが好きですね。

それではさっそくBuonappetito! (ワイドKC Kiss)

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