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#ラノベの奇書10選 はい、どうぞ。
— 秋野ソラ (@akinosora_) 2018年10月22日
面白そうなので取り急ぎまとめを書きました。どうぞお納めください。
- 『ペイルライダー』江波光則 ガガガ文庫
- 『耳刈ネルリご入学万歳万歳万々歳』石井博品 ファミ通文庫
- 『ラン・オーバー』稲葉淳 講談社ラノベ文庫
- 『キミとは致命的なズレがある』ガガガ文庫 赤月カケヤ
- 『美少女を嫌いなこれだけの理由』遠藤浅蜊 このライトノベルがすごい!文庫
- 『オブザデッド・マニアックス』大樹連司 ガガガ文庫
- 『マキゾエホリック』東亮太 角川スニーカー文庫
- 『紫色のクオリア』うえお久光 電撃文庫
- 『ブラックロッド』古橋秀行 電撃文庫
- 『人類は衰退しました』田中ロミオ ガガガ文庫
- まとめ
『ペイルライダー』江波光則 ガガガ文庫
転校を繰り返す主人公が、相互監視を旨とするクラスにやってきて……。
主人公の性格が悪すぎる。絶対に関わり合いになりたくないです。しかし私、そういうの結構好きですね。
胸糞悪いしエグいんですが、エンターテイメントとして成立しているところがすごいです。
『耳刈ネルリご入学万歳万歳万々歳』石井博品 ファミ通文庫
旧ソ連風の国の寄宿舎に入学した主人公は、属国の王女様に出会う。
パロディ過多のハイテンションな文章に押し流されているうちに読み終わっていました。なんだこりゃ。
そのくせ青春シーンはまともにきれいなので、笑えばいいのか感動すればいいのかわかりません。
『ラン・オーバー』稲葉淳 講談社ラノベ文庫
クラスを破滅へと導く少年少女の話。
破壊の限りを尽くす主人公とヒロインが怖すぎます。サイコホラーかな?
ラストにはドン引きなんですが、そのドン引き要素もあえてやっているんでしょうね……。
『キミとは致命的なズレがある』ガガガ文庫 赤月カケヤ
記憶を失った主人公は、少しずつ情緒不安定になっていき……。
妄想と現実が入り混じり、読者も作品の中で迷子になります。まったく先が読めません。
オチにはうわぁ……と血の気が引きました。
『美少女を嫌いなこれだけの理由』遠藤浅蜊 このライトノベルがすごい!文庫
「美少女」という種族のいる世界を描いたコメディ……コメディ?
このまとめ記事におけるトップオブ奇書。何度思い返しても「こんなことってある!?」と思います。
読みづらいのでおすすめはしにくいですが、とにかく変な話を読みたい人にはいいのではないでしょうか。
美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫)
- 作者: 遠藤浅蜊,黒兎
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2011/09/10
- メディア: 文庫
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『オブザデッド・マニアックス』大樹連司 ガガガ文庫
冴えないゾンビオタクの少年、臨海学校でゾンビが登場して大活躍。
ゾンビのことは詳しくないですが、ひたすらゾンビについて熱く語る主人公とヒロインが愉快すぎます。そここだわるとこか?というシーンで口論します。
最終的に青春物に着地し、読後感がさわやかなところがなんだか悔しいです。
『マキゾエホリック』東亮太 角川スニーカー文庫
黒幕、魔法少女など、「属性」のあるクラスメイト達とてんやわんやな生活を送る学園もの。
ツッコミどころだらけなハチャメチャ感が好きです。
残念ながら打ち切りのようなんですが、個人的にはとても好きだったシリーズです。
マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 東亮太
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/12/01
- メディア: Kindle版
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『紫色のクオリア』うえお久光 電撃文庫
奇書というか、SFとしてはある意味王道なんですけど……SF的な時間や認識にまつわるギミックと、キャラ小説が一体化した素晴らしい作品。
めちゃくちゃ壮大な話なのに、やってることは狭い関係の中の百合だというのもギャップがあって好きです。
- 作者: うえお久光,綱島志朗
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 文庫
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『ブラックロッド』古橋秀行 電撃文庫
サイバーパンクな世界の心のないおまわりさんの話。
オカルト・宗教・SFがちゃんぽんになった世界観に笑っていいのか真面目に読んだ方がいいのかわかりません。
それでいて、ストーリー的にはわりと王道なところがなんだかずるい。
『人類は衰退しました』田中ロミオ ガガガ文庫
パロ、メタネタ、難解なSF展開となんでもありな内容。それなのに基本メルヘン……という説明が難しいシリーズです。
後半になってくると奇書感は薄れてくるけれど、番外編ではアレな感じが戻ってきます。
まとめ
10冊(シリーズ)も上げられるかな、と思ったんですが意外といけました。ラノベと言うジャンルに助けられました。
気になるものがあったら、ぜひ読んでみてくださいね。