ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

子ども

出産という一大プロジェクトを達成しよう!―カザマアユミ『出産の仕方がわからない!』

今日の更新は、カザマアユミ『出産の仕方がわからない!』です。 あらすじ・概要 オタク同士で結婚し、子どもを作ることになった著者。手間もお金もかかる不妊治療を経て、無事妊娠する。妊娠中にちょうどいいパンツを探したり、乳首をやわらかくするマッサ…

荒野に暮らす少年少女の出会い―荻原規子『西の善き魔女6 金の糸紡げば』

今日の更新は、『西の善き魔女6 金の糸紡げば』です あらすじ・概要 セラフィールドのフィリエルは、天文台の父親ディー博士と、ホーリー夫婦と暮らしていた。そこに、ホーリーの旦那さんが身寄りのない子どもを連れてくる。彼はルンペルシュルツキン(ルー…

大人たちから見放された普通の少女の末路―ヤマシタトモコ『ひばりの朝』

今日の更新は、ヤマシタトモコ『ひばりの朝』1、2巻のまとめての感想です。 あらすじ・書籍概要 蠱惑的で、臆病で、人目を引く少女、日波里(ひばり)。周りの大人たちは、彼女に対して劣情や憎悪を持つ。しかし、彼女は実は、父親から性的ないたずらをさ…

優秀な毒親のケーススタディのネタ―小林薫『娘が不登校になりました 「うちの子は関係ない」と思ってた』感想

今日の更新は、小林薫『娘が不登校になりました』です。 今回の記事は覚悟して読んでほしい……ボロクソに言ってるので。 あらすじ 中学生の娘が、ある日不登校になった。フリースクールに通った後、私立の学校に転校したりするが、娘はやはりそこでも不登校に…

育児の苦労をコミカルな笑いに昇華―横山了一『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』感想

今日の更新は横山了一『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』の感想です。 Twitterで見かけた絵柄だなあと思って手に取ってみました。タイトル長っ。 あらすじ 漫画家の息子ゆうたは、母親が大好きなあまり父親を敵視し、意地悪な態…

庶民が語るインターナショナルスクールの姿―東條さち子『庶民の娘ですがセレブ学校に通っています』感想

今日の更新は東條さち子『庶民の娘ですがセレブ学校に通っています』です。 インターナショナルスクールについて気になって手に取った本です。 あらすじ 庶民だが、娘をインターナショナルスクールに通わせることにした著者。そこは、セレブ達の学校だった。…

クラスメイトは外国人だらけ、すでに多文化社会ここにあり あらた真琴『もっと! となりの席は外国人』感想

よく見たら二巻目だったようです。エッセイコミックではよくやってしまいます。 でも前巻を読まなくてもだいたいわかる内容でした。 あらすじ 外国人の多い地域で教師として働いていた著者。多国籍なクラスをまとめるのには苦労が多いようで……。 異文化が身…

「発達障害はなぜ増えているのか?」ということから最新治療まで 杉山登志郎『発達障害のいま』感想

Amazonで本を見ていたとき、面白そうな発達障害の新書を見かけたので読んでみました。 書籍概要 近年増加しているという発達障害。適切なサポートや投薬を行えば、不便はあるものの日常生活が送れるようになることも多い。その治療法や、併存症との向き合い…

近所に子どもが増えるとこんなにいいことがある

最近保育所を作るとき地域の反対運動があるらしいですね。 news.livedoor.com 私もすごい子ども好きというわけではないし、近所で子どもが騒いでるとうるせえ!って言いたくなることもあります。 うちの近所は子どものいる家族に結構人気が高くて、この少子…