小田菜摘
あらすじ・概要 事情により大きく年の離れた帝に嫁いだ真子(さなこ)。息子である東宮とは幼なじみとして仲が良かった。帝が崩御し、真子は未亡人となる。大人になった東宮と惹かれあうが、帝の妻が他人と恋愛するのははしたないとされる時代で……平安時代の…
あらすじ・概要 大陸から来た父から薬を学んだ薬師、安瑞蓮は、腕を買われて宮中に上がる。そこで、体の不自由な皇子に出会う。皇子の身体を診ているうちに、瑞蓮は、後宮の女性たちのいざこざや嫉妬に巻き込まれていく 体に障害を持つ皇子をめぐる女性の悲…
あらすじ・概要 医学校を卒業した翠珠は、ひょんなことから後宮で働くこととなる。翠珠は陰謀や噂が蔓延る後宮での労働にうんざりするものの、医術を通して妃たちの悩みを解決するうちに、彼女らの複雑な事情を知ることとなる。 人間観やジェンダー観がシビ…
あらすじ・概要 女性ながらに弓や乗馬をし、男勝りの女性として地元で有名だった梢子。彼女は宮中に上がり、男装の女官姫大夫として天皇に仕えることとなる。そこでは尚侍失踪事件が起きていた。好色な今上帝の求愛を交わしながら、梢子は尚侍の行方について…
あらすじ・概要 教員になるために実習を行うこととなったナクシュデル。しかし派遣されたのは、とても寒冷な僻地の村だった。なぜ派遣されたのか疑問に思いつつも、ナクシュデルはその土地の子どもたちに文字を教え始める。しかし、初めての実地での教育はう…
あらすじ・概要 教師になるために研修を受けることになったナクシュデルは、そこでふたりの変わった女性に出会う。彼女らの素性をいぶかしむナクシュデルだったが、そのころレオンティウスに望まぬ縁談が来ていることを知る。縁談を断れないクレボスの事情と…
あらすじ・概要 リュステムへの恋心を自覚しながらも、「黄金の寵姫」として舞踊団の客寄せになっていたナクシュデル。そんな中、リュステムの母から「学校の教師にならないか」という誘いを受けた。心惹かれるナクシュデルだったが、自分が舞踊団を抜ければ…
あらすじ・概要 後宮の女奴隷たちとベリーダンスの興行をするようになったナクシュデル。彼女はクレボス皇太子から歓迎式典に誘われる。同じころ、リュステムの縁談が浮上し、その相手となるハディジェはナクシュデルに敵意をむき出しにしていた。ナクシュデ…
あらすじ・概要 皇帝に選ばれるはずが、革命によって後宮を追われた奴隷のナクシュデル。行き場のない彼女は革命に協力した国防軍の少尉、リュステムの家に身を寄せることとなる。後宮しか知らなかったナクシュデルは初めて国の抱える難しい事情を知り、改め…