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男装少女が決闘をして薔薇の花嫁を勝ち取った 『少女革命ウテナ』1~12話までの感想
ウテナに挑んでくる黒い薔薇のデュエリストたち 『少女革命ウテナ』13~24話までの感想
あらすじ
鳳暁生の干渉によって、ふたたびウテナに挑んでくる生徒会メンバー。「世界の果て」とは何者なのか、「薔薇の花嫁」の役割とは何なのか。その真実が明かされたとき、ウテナの選んだ選択は……。
男がクズだけど理由があった
見ていてあまりに男性陣がクズ野郎なので、「これはだめんずうおーかーアニメなのか?」と思っていましたが、最後まで見るとなるほどなと思いました。
あのテーマを描き出すためには、男性陣にだめになってもらう必要性が確かにあります。
「王子様」という抑圧から抜け出し、本当に自分の人生を歩んでいく姿には、爽快感がありました。
完全なハッピーエンドではないけれど、さわやかで希望のある、美しい終わり方で嬉しかったです。
ただほんと女の子を大した理由もなく殴るわ、質の悪い女遊びをするわ、本当にクズ野郎でした。だからお色気シーンも何もどきどきしなかったですね。
やっぱりお色気シーンって好きなキャラがやるからいいものであって、どうでもいい男が脱いでも虚無しか生まれないな。
七実かわいい
キャラで誰が好きかは、七実に落ち着きました。
七実、いわば「悪役令嬢」みたいなキャラなんですが、ストーリーでは容赦なくギャグシーンを与えられるところが最高。
あと七実のいいところって、アンシーに厳しいところだと思うんですよね。
アンシーって典型的な守られヒロインで、トロフィー役の女です。だからアンシーひとりだと、反感をかうだろうなと思います。
七実がアンシーの「気味が悪いところ」を言ってくれるおかげで、視聴者である私は余計なヘイトをためずに済みました。
あまり好かれるタイプではないキャラ設定なんですが、なくてはならないキャラだと思いました。
まとめ
最後の終わり方がとてもよかったです。長かったけれど見てよかったです。
あまり長さを感じずに見れたので、楽しかったです。
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