ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

台湾

水野俊平『台湾の若者を知りたい』岩波ジュニア新書 感想

「台湾は親日、と言われる中で、台湾の文化や生活を知っている日本人は少ない」という意見は本当にそうです。この本は、身近であるはずなのに知らない台湾の若者文化について書かれています。 台湾の抱える国際問題にはさらりと触れただけで、学校制度のこと…

中国語を話せない台湾人が、中途半端な自分を肯定できるようになるまで―温又柔『「国語」から旅立って』

あらすじ・概要 日本で育った台湾人である著者は、長じるにつれ「台湾人なのに中国語を話せない自分」に悩むようになる。高校で中国語を学び、大学でも引き続き中国語を選択するが、その過程でも違和感がなくならなかった。「自分は自分」として著者が自分を…

海外マラソンに参加したけど完走できず、リベンジを誓う仲間たち―たかぎなおこ『海外マラソンRunRun旅』

あらすじ・概要 マラソンが趣味のたかぎなおこは、友人たちとともにワインが飲めるフランスのマラソン大会に参加することに。しかし猛暑や準備不足がたたって完走できずじまい。リベンジを誓った仲間たちは、ふたたび海外マラソンに参加し完走しようと、日々…

サンファン1期を見返していたのでキャラごとに感想を書く【ネタバレ含む】

サンファン3期を見ながら、「そういえば1期の内容を大分忘れているな」と思ったのでdアニメストアで見ていました。 今回は2回目の視聴でのキャラ別感想です。 最初に見たときの感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com 殤不患 マジ強いチートお兄さんだ…

ヤンデレがオチを持っていってしまった―『Thunderbolt fantasy 東離劍遊紀3』

あらすじ・概要 七殺天凌を捜索していた凜雪鴉、殤不患、浪巫謠、捲殘雲。彼らは奇妙な宮殿へと迷い込む。人間界から魔界までさまざまな場所を繋ぐ「無界閣」にいたのは、禍世冥蝗の一味と魔族の刑亥だった。禍世冥蝗の一味に攻撃される殤たちだったが、どう…

殺無生があまりにかわいそうすぎる(褒めてる)前日譚―『Thunderbolt Fantasy  生死一剣』

あらすじ・概要 盗賊、凛雪鴉(りんせつあ)の用心棒をしていた殺無生(せつむしょう)は、剣術の大会劍聖會に参加することになる。そこで剣の力を認められ、人殺しではない人生を歩みたいと願うが……。殤不患(しょうふかん)が自らの名前を名乗る男と出会う…

台湾映画『私を月に連れてって』が青春すぎて心が痛くなった

素材:Canva(https://www.canva.com/) www.oaff.jp 地上波放送で台湾映画『私を月に連れてって』を見ました。 どうやら日本語でDVD化はされてないっぽいですね。 あらすじ 日本でアーティストを目指していた李恩佩が自殺した。彼女とバンドを組んでいた友…