デジタルなギミックを使ったノベルゲーム―「怪異掲示板と七つのウワサ」感想

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今日の更新は、ノベルゲーム「怪異掲示板と七つのウワサ」です。

即死系バッドエンド以外は一本道なので、総当たりすれば基本的にクリアできます。

最後のほうに少しだけ特殊なギミックがあります。

１話あたりのテキスト量はさほど多くないのでサクッとクリアできます。掌編連作といった感じのゲームですね。

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ホラー要素は結構怖いけど、極端なグロはないのでそこは安心できました。

子ども向けホラーくらいの怖さかな。

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チャットアプリやスマホの写真、インターネットの掲示板など、デジタルツールを利用した演出がよかったです。

スマホならではの演出だし、物語にリアリティを出すのにも一役買っていると思います。

キャラクター立ち絵も漫画絵だけれど、過度に萌えっぽくない塩梅がいいですね。

表情豊かでかわいいです。

ストーリーは若干展開が読めてしまうところがあります。ホラーに慣れている身としてはちょっと物足りなかったです。

終盤の怒涛の展開はよかったです。

今までの展開で愛着が持てるキャラクターだったので、ドラマチックな展開がより楽しめました。

キャラクターたちはすごく奇をてらっているわけでも、印象的な過去を背負っているわけでもないんですが、せりふが心にすっと入ってきます。いい意味で地に足がついた感じがするんですよね。

二次元キャラだけど、どこかにいそうなところが愛しかったです。

ちょっと不満のある部分もありますが、全体的にきっちり作りこまれているゲームでした。

気が向いたらほかのゲームもやってみたいです。

ブックワームのひとりごと