あらすじ・概要
オーディションで選ばれた三人の童顔の女優たち。彼女らは子ども部屋のセットに入り、12歳と偽ったSNSアカウントからコンタクトを取ってきた男性と会話する。プロフィール上は12歳の少女たちに、性的な言葉や性器の写真を送り付けてくる男性たち。彼らの要求はだんだんエスカレートしていき……。
飢えた男たちが怖すぎるドキュメンタリー
怖っ! そんじょそこらのホラーよりよっぽど怖いです。
最初に言っておきますが性的な描写、言葉が苦手な人は見ないでください。かなり露骨なせりふや動画が出ます。動画はぼかしがかかっていますが文脈で何が映っているかはなんとなくわかります。
偽12歳たちに声をかけ、性的な言葉を投げかけてくる男性たちは世代、立場もいろいろです。中には結婚して孫がいる人もいます。
彼らの言動を見ていて感じるのは、「幼い少女に性的欲求を感じるから」話しかけてくるのではないということです。子どもは御しやすく、騙されやすく、抵抗されても屈服させられるからターゲットにされます。性的欲求は後からついてきたものなのでしょう。
まあ中には生粋のロリコンもいるとは思いますが、それはそれ。
最後の方で女優たちは変装した護衛つきで男性たちと出会い、直接話をします。カフェで周りに人がいるため遠慮していた変質者たちは、女優らと会話するにつれてだんだん本性を露呈していきます。
その中に3Pをしようとする男性がいたのがマジで怖かったですね。しかも彼が連れてきたもうひとり、女性なんですよ。女の変質者が未成年を搾取するとは……。怖すぎます。
常に胸の悪くなるようなシーンにあふれていて、「弁護士や精神科医などその道のプロと一緒に、アドバイスを受けながらドキュメンタリーを撮った」という事実がなければつらいだけだったと思います。
それでも女優の皆さんたちには高ストレスの現場だったと思います。収録の後は、ゆっくり休んでいてほしい……。
しかしエロにそこそこ耐性のある私ですらこれなので、過去何らかの性暴力にトラウマがある人、今現在未成年の人には正直おすすめしません。さじ加減を少し間違えれば劇薬みたいなドキュメンタリーでした。
余談だけれど、エンドロールの音楽が怖すぎてホラー映画かと思いました。Skypeの呼び出し音をアレンジした曲なんですが、もうSkypeそのものがトラウマになりそうです。