ブックワームのひとりごと

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對馬陽一郎『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』は、定型発達者にこそ読んでほしい

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

すごくよかった! ので全力でおすすめします。

 

情報量の多さ

まず白眉なのがこの本の情報量の多さ。

発達障害の本って、文字組はゆったり、イラストたくさん……という感じで情報量が少ないのが不満だったんです。

それは本を読む習慣がない人にはいいけれど、私みたいな大量に本を読んでいる人にとっては物足りないものがあります。

その点この本は、三段組みにみっちり書かれています。図やイラストもただなんとなく見やすくするため描かれているわけではなくて、ピンポイントで使われていました。

これで1700円はすごくお安い。お買い得な本だと思います。

 

さまざまなアプローチから「困りごと」を解決する

そして、ただ情報量が多いわけではなくて、さまざまな方向から「困りごと」の解決方法を探していく姿勢がよかったです。

たとえば「仕事に集中できない」というテーマでも、このように項目に分かれています。

・仕事に集中できない(聴覚編)

・仕事に集中できない(視覚編)

・仕事に集中できない(ADHD編)

その中でさらに、聴覚過敏の人向けの上手な耳栓の選び方や、視覚過敏の人のために仕切りを活用する提案が書かれています。

イデアがどれも「これならできそうかも」という内容なので、リスクが少ない状態で、試しにやってみることができるのがうれしいです。

 

定型発達者に読んでほしいわけ

発達障害というほどではなくても、忘れ物が多かったり、遅刻癖があったり、集中するのが苦手だったり……「直したいのになかなかできない」困りごとがある人はいっぱいいると思います。この本は、そういう人たちにも、生きやすくなるヒントを与えてくれます。

上手くいかないことに対して、あきらめたりがまんするのではなく、まず工夫できないか考える。それは障害の有無に関係なく、大事なことだと思います。

発達障害をテーマにした本ではありますが、仕事をするうえで、困りごとを抱える人にはぜひ読んでほしいです。

スマホアプリや日常を手助けする機械を紹介している本なので、時間が経ったら情報を修正して改訂しないといけないと思います。その前に、じゃんじゃん売って予算を稼いでほしいです。

 

まとめ

というわけで、発達障害の人に限らず、仕事で困りごとを抱えている人にはおすすめの本です。

ガンガン売れて将来的に改訂版作ってほしいので、とりあえず買ってください。

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

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発達障害の人が働くためのQ&A

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