友人におすすめされたまほやくのイベストを読んでいく記事です。
イベスト解放キーによって課金や石集めによって過去のイベントが見られるのはいいシステムですね。その代わりガチャ回すと結構大変なようだけれど。
書いているうちにハロウィンシナリオが公開されてしまいましたが、とりあえず友人からおすすめされたもののみ記します。
哀愁のひまわりのエチュード
ときどき「まほやくの怖いイラスト」としてバズっているひまわりと絞首刑の縄のイラストってこのシナリオのものだったんですね。
庶民の立場では怖いと言えば怖いですけれど、主人公の立場からはさほど怖くはない話でした。むしろ哀愁の名の通り悲しいエピソードです。
ひどい目に遭わされていても無自覚にアレクを愛し続けるファウスト、そしてそれにいら立つフィガロ。でもフィガロのめんどくささもどうかと思うしめんどくさい男ふたり~という感じです。
ファウストは人間に近い思想の持ち主だけれど、アレクに関しては価値観がバグるんですね。友人が死んでいるのに何なんだと思うのはわかります。
あとはイケメンゲームではあるけど「異性の友人」がちゃんと出てくるところが面白いです。魔法使いは既存のジェンダー観にとらわれず、しかも相当長生きしているので「異性の友達がいないとおかしい」んですよね。女性が出てくる方が自然なのに出てこないゲームも多いのでそこは好きです。
正義と祝祭のプレリュード
オズがかわいそう、というのもちょっと違うんですが、もやもやしたものが残るシナリオでした。つまらないという意味ではないです。
オズを初めとする古い魔法使いと人間の関係は熊と人間の関係のようなもので、人間じゃないのに人間を思いやるべきなんだろうか? 熊だから襲われたらそりゃ反撃をしますが、熊が人間のこと考えないから冷たい生き物だと思うか? という違和感があります。
とはいえ、主人公が対立を肯定したらストーリーが進まないというメタな事情もあるかもしれないです。
オズの怖さを理解してないのでオズにずけずけ意見するリケはよいですね。オズも案外素直なので笑います。ずっと漫才をしていてほしいです。
親愛と祝祭のプレリュード
ゆるキャン△始まった。
南の国は魔法使いに好意的なのもあって、とてもほのぼのした雰囲気でした。まさに物語の「良い魔法使い」なんですよね。
よそから来た魔法使いはそりゃ驚く環境でしょう。魔法使いというだけで排除される人もいますから。
最終的にミチルの成長物語になって、児童文学っぽさがありました。ルチルも普段は元気な若造なのに、ミチルの前ではお兄ちゃんやっているのがほほえましいです。年長者が子どもを大事にするのはほっとします。
欲望と祝祭のプレリュード
適当に順番選んで読んでいたから今知りましたが、祝祭シリーズではこれが一番時系列が早いみたいです。
西の魔法使いも王様も、享楽的なところは変わりません。しかし西の魔法使いは、「強者が勝ち続け、弱者が虐げられ続ける」のはつまらないと感じるのでしょう。
もしかしたらそれすらも善悪ではなく好き嫌いの問題なのかもしれません。倫理をたやすく飛び越える魔法使いたちが権力者に一矢報いるのは痛快です。
しかし、ラスティカが2~3年の感覚で60年くらい過ごしていたのが長命種しぐさで笑いました。それでもあまり悲壮感がなく、ギャグになっているのがすごいです。
ムルとシャイロックは相変わらずやばい関係性でした。お前らもう一生やってろ。
以上です。またイベスト解放キーが貯まったら感想を書こうと思います。