ブックワームのひとりごと

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田舎に引っ越してきた主人公がいとこに心を開いていく 『ほしのの。』感想

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あらすじ

両親の死により、田舎のおじの家に身を寄せることになった主人公。そこではいとこの榛奈(はるな)がにぎやかに、優しく接してくれていた。おじ家族と一緒に暮らすうちに、主人公は心を開き始める。

 

ベッタベタな内容を書ききった

言ってしまえば「どこかで見たような」設定が多いんですけれど、それでも直球で書ききったところに好感を覚えます。

ベタすぎて真新しいところはなかったけれど、それはあえてやっているのだろうし、つっこむのは野暮かもしれません。

王道はなかなか面白く書くのが難しいので、その時点でだいぶすごいですね。

一方通行分岐なしのビジュアルノベルなので、攻略したい人には向かないです。良くも悪くも絵付きの小説という感じ。

ただ、きっちり物語を楽しみたいという人にはおすすめできる話でした。

 

ビジュアル面すごい

地味に立ち絵差分が多いのがすごいですね。筆談立ち絵、作るの結構面倒だと思います。

それに表情差分を追加するとさらにバリエーションが増えます。描くのも管理するのも面倒だったでしょうね。

あと、縦方向でも横方向でもプレイできるのがうれしいです。どんな姿勢でスマホ触っていてもプレイできるのは案外便利なことに気づきました。

背景も豊富だし、ビジュアル面ではすごく優れた作品ではないでしょうか。

ただ個人的な感想を言えば同作者の『演劇少女は古都鎌倉を雪で潰す』のほうが好きですね。

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まとめ

好みのタイプのストーリーではなかったけれど、全体的にクオリティが高かったので楽しめました。

 きちんとつくられている感じがします。

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