ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

耳が聞こえにくくなったので耳鼻科に行ったら耳管開放症だった

耳管開放症という病気になりました。 本とか映画には関係ないんですが、せっかくなので記録に残しておこうと思います。

一人でシベリア鉄道に乗ったら出会いがたくさんあった 織田博子『女一匹シベリア鉄道の旅』感想

借り物。タイトルに使われてるフォント、きりぎりすでしょうか。こういうことが気になる体質になってしまった……。 あらすじ ユーラシア大陸を横断するシベリア鉄道。著者は女一人でシベリア鉄道に乗り込み、ロシアから中国を旅する。そこには同乗者の出会い…

強くてかっこよくてかわいい少女たちがロンドンでスパイ活動 『プリンセス・プリンシパル』感想

あらすじ 共和国と王国に分裂したアルビオン。スパイのアンジェとドロシーは、プリンセス・シャーロットと入れ替わるために学校に侵入する。しかしプリンセスは協力者となり、スパイの二人とともにロンドンで暗躍することに……。

将棋に似たボードゲームで国の頂点を目指せ 王城夕紀『天盆』感想

あらすじが気になって手に取った本。ボードゲームで国を支えるとはどういうことなのか……。 あらすじ 「天盆」というボードゲームで立身出世をする国。捨て子の凡天は、幼いころに天盆の才能を見せ、貪欲に知識を吸収していく。凡天の家族は、それを見守り応…

プロジェクションマッピングを駆使したデジタル演劇 『ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!! 進化の夏』感想

友人のだぶったチケットを引き取ってハイステに行ってきました。ハイキュー!!原作はひととおり読んではいますが、舞台についての事前情報はほぼなし。

空気が粘つくような暗い描写 田中慎弥『共喰い』感想

読みたいと思っていたけれどなかなか読めてなかった一冊です。 あらすじ 女性を殴る父親、そしてそれに似てきた息子を描く表題作、釣り好きの曾祖父の死を描いた「第三階層の魚」。二編を収録した一冊。

時代によってコロコロ変わる「死刑」の意味 バーバラ・レヴィ『パリの断頭台 七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記』感想

こないだ読んだサンソンの新書が、面白かったけれど若干感情的に過ぎる気がして、もう一冊読んでバランスを取ろうと思いました。 honkuimusi.hatenablog.com 書籍概要 七代にわたってパリで死刑執行人を担当してきたサンソン家。フランス革命を中心に、彼ら…

妻を亡くした父が67歳でふたたびの恋 becco『父が、67歳で恋をした まさかのシルバー婚活ものがたり』感想

あらすじ 母を早くに亡くし、父と二人暮らしになった著者。長い失意の中から少し回復した父は、「婚活をする」と言い出す。恋に浮かれる父と、それをはらはらして見守る筆者は、少しずつお互いの知らない一面を知っていく。

女性におすすめのライトノベル20選

「#女性におすすめのラノベ」というタグを見つけ、書いてみたいと思ったのですが、ツイートでは書ききれないので記事にまとめました。 ちなみにこのブログにおける「ライトノベル」はレーベル単位で決めています。ただし、一般レーベルになってももともとが…

戦争を生き延びたある女性の「普通」な毎日 こうの史代『この世界の片隅に』前後編感想

映画が面白かったので原作も読むことにしました。 表紙の画材は水彩かなあ。 あらすじ 広島から呉へと嫁いだすず。夫とその家族とおだやかに暮らすが、その端々に戦争の影は迫っていた。やがて呉への空襲が始まり、一家は毎日のように防空壕に潜る。そして、…