あらすじ・概要
新聞社の企画のアマゾン旅から帰ってきた高梨は、徐々に「死」に執着するようになり自殺してしまった。高梨の恋人だった早苗は、高梨と道中を共にした学者たちが次々に不可解な自殺をしたことを知る。彼らは「天使の囀り」を聞いたという。早苗は死の真相に迫るべく、自殺した人々を調べる。
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友人が「Among Us」をする会を立ち上げてくれたのでその感想を書きます。
ざっくりまとめると「宇宙SF風の人狼ゲーム」。プレイヤーは「クルー」もしくは「インポスター」となり、宇宙船の中でインポスターを追放しようとしたり殺害したりします。
インポスターを全員追い出すかタスクをすべてこなしたらクルーの勝利、インポスターよりクルーの数が少なくなればインポスターの勝利です。
普通の人狼ゲームと違うのは、クルーは「タスク」と呼ばれる任務をこなさなければならないこと。宇宙船の中を動き回り、簡単なミニゲームをこなします。
プレイヤー個人の視界が限られているので、インポスターを推理するには個々人の状況や怪しいクルーの目撃情報をしっかり交換する必要があります。
アプリ版は日本語に対応しておらず、日本語版のプレイヤーと戦うと名前が文字化けするので注意。
Switchの本体を持っている人は日本語に対応しているSwitchで買うことをおすすめします。
※追記 これを書いてすぐアプリ版のアップデートで日本語対応されました。
Switch版でプレイしていた人とアプリ版でプレイしていた人がいます。ハードが違っても一緒にプレイできるの便利ですね。
議論はdiscordのボイスチャットでやっていました。
序盤はルールやタスクの仕様が全くわからなくて、ひたすらタスクをこなすうちにクルーが殺されていました。
あまりにタスクの意味がわからなかったので一旦戦いをお休みして、知識のある人に宇宙船の見学会をやってもらいました。
迷走していましたがそれも面白かったです。このゲーム、下手くそでめちゃくちゃなプレイになってしまっても結構楽しいんですよね。クルーや宇宙船のデザインがかわいいのもあるし、軽くてロードがほとんどないのもあります。そしてへまをしてもげらげら笑える雰囲気があります。
ただ、多少ミスをしても笑って許せるような関係の人とプレイした方がいいゲームです。自分のせいで敗北ということがざらにありうる。ガチの人とやるのはつらいと思います。
あと謎だったのはインポスターが当たるプレイヤーに偏りがあったところ。3回も当たった友人もいれば、一度も当たらなかった私もいます。バグなのか単なる偶然なのか……。8人でプレイしたので1/4くらいの確率のはず。なぜこんなに偏ったんでしょうか。
ハラハラしたけれど楽しかったです。機会があればインポスターもやってみたいです。
※ハッピーな感想ではないので苦手な人はブラウザバックしてくださいね。
後半は褒めてるので読みたい人はそこまでスクロールしてください。
大阪冬の陣に出陣した山姥切国広らの部隊は、そこで自分たちと同じ刀剣男士を見つける。別の本丸の刀剣男士と出陣先で鉢合わせすることはないはず。不可解な出来事をいぶかしむ。築城されかけた真田丸に残った一期一振は、そこでかつての主人、秀頼と交流し、自らが何ものであるかを考え始める。
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人間が「イーター」と呼ばれる怪物の脅威にさらされている社会。「血性」という力を持つ少年たちがヒーローとしてイーターと戦い、世の中を守っていた。真面目な少年三津木慎は、ヒーローを擁する崖縁工業高校で戦いながら他校のヒーローとも関わり、ヒーローと世界の謎について、「世界を守る」行動とは何かについて迫っていく。
ゲームとしては2020年8月にサービス終了。今はメインストーリーや個人のストーリーが読めるオフライン版だけが存在しています。
友人のおすすめでDLしました。全部のストーリーを追いきれてないので主にメインストーリーの感想だと思ってください。
端的に言うと、長所は女性向けらしくないこと、欠点は女性向けらしくないこと、という感じです。
ストーリーとしてはかなりシリアスで、死を扱った話題も多いし、倫理的に問題のある設定(※それが肯定されているわけではない)も結構あります。
一方で、描写がかなりカラッとしていてねちっこさや情念が感じられません。オタク的な言い方をすると「エモさ」を押し出さない表現になっています。
そのカラッとした感じが少年漫画チックな設定や世界観と合っていて、「女性向けである」という前提をあまり気にせずに読めます。
キャラクターデザインもガチムチのお兄さんや本当に味方ですか? と言いたくなるような悪役顔の高校生が登場し、キラキラ路線とは少し距離を置きたいのだなと伝わってきます。(よく見れば彼らも整った顔はしているんですが)
方向性がすごく硬派で、「安易に男の『エモい」感情を書いとけばいいだろ」という発想を拒んでいる作品です。
ただそんな硬派なところは欠点でもあって、「この作品のプレゼンをしてくれ」と言われると途端に難しくなってくるんですよね。なぜかというとワヒロのシナリオの面白かったところを言おうとすると途端に致命的なネタバレになるので……。
たとえばメインストーリーで一番最初に驚くのは北村倫理(人名です)の話だと思うんですが、北村倫理の人格がどういう風にこんがらがっているか、そして悪魔的な魅力があるか説明しようとすると「本編を読んでくれ」としか言えません。
さらに血性やヒーロー、この世界のなりたちを巡る世界観の面白さを説明しようとすると、途端に結末のネタバレに抵触しかねません。
それだけ個々のキャラクターの人気に頼らないシナリオだということなんですけど。
私の趣味とは合致しないからものすごくハマるというわけではなかったんですが、丁寧に作られた作品だと思います。
女性というターゲット層以外にも読みやすいんじゃないかな。
刀剣乱舞、慶応甲府イベントによって「特命調査」シリーズが完結しました。いろんな意味で刀剣乱舞の歴史に残るイベントでした。
イベントが終わった後に何なんですが、その感想を書き起こしてみようと思います。
がっつりネタバレも含むので、初見はネタバレなしで見たい人はブラウザバックお願いいたします。
審神者の元に「いつでも正月の監査官」と名乗る男から入電(テレビ電話みたいなもの)が入る。特命調査に出陣した部隊は、そこでコートを羽織った監査官と合流する。舞台の慶応甲府は、死んだはずの新選組のメンバーが生き残っている世界だった。
加州清光を連れているかどうか、また彼が極(ポケモンで言う進化みたいなもの)かどうかでシナリオが変わります。
結論から言うとこの「監査官」は一文字則宗の刀剣男士です。
が、この監査官の一文字則宗、刀剣乱舞の中でもかなり特殊な立ち位置です。「菊一文字」として沖田総悟の愛刀という設定にされたことを、「愛」と語ります。
刀剣乱舞の男士は、「明らかにフィクションだろう」という逸話に対しての態度にばらつきがあって、「作り話」と明言しているキャラもいれば、起こったこととして認識しているキャラもいます。
一文字則宗は、その「作り話」が作られたきっかけを「愛」だと言い、それが刀剣男士の強さであり、なおかつ縛る鎖でもあると説きます。
このブログでも繰り返し述べているんですが、刀剣乱舞は二次創作をする、読むことを前提としたコンテンツです。
二次創作を公認し、カップリングは固定せず、細かい描写はプレイヤーの想像に任せる。メディアミックスをしても、どれかの作品が世界観やキャラのイメージを固定してしまわないよう気を付けています。
おかげで刀剣乱舞には本当に多種多様な二次創作があります。
でも私もそうなんですが、二次創作をすると、罪悪感を感じることがあります。キャラクターや世界観にこんな身勝手な願望をぶつけていいのだろうか? と。
そこに登場したのが一文字則宗なわけです。
自らの捏造された物語を「愛」と定義する彼は、二次創作をしている人間の救いとなりうる存在です。
そうだよ、何かと捏造したり願望をぶつけたりしちゃうのは、そのキャラが好きだからだよ!!
もちろん一文字則宗の価値観はその刀個人(人ではないですが)のものだし、とうらぶ全般に広げて言えることではないのですが、それでも私は嬉しかったです。
一文字則宗は、メタフィクションとしての要素があるとうらぶの中でも、かなりメタい存在です。
彼が実装してくれて本当によかったです。これからもプレイし続けるから覚悟しておいてね!