ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

闘病記

ADHD女性は虐待や周囲の無理解を受け人生を迷走する―ぴーちゃん『ぴーちゃんは人間じゃない? ADHDでうつのわたし、働きづらいけどなんとかやってます』

あらすじ・概要 「ぴーちゃん」こと著者は、子どもの頃から何だか上手く行かなかった。親からの虐待、周囲の大人たちの無理解。やがてうつになり、オーバードーズや性的逸脱をしてしまうに至る。自分がADHDだと気づき、あがいて生きていく姿を描いたコミック…

脳梗塞になった実体験を漫画家志望がコミカルに語る―あやめゴン太『33歳漫画家志望が脳梗塞になった話』

あらすじ・概要 ある日、仕事に行くときに左半身に違和感を覚えた著者。そのまま出勤してしまうが、すぐ病院に行き、そこで脳梗塞と診断される。一刻を争う状態と言われ即入院、治療とリハビリを開始することとなる。脳梗塞になった人だからこそ描ける、闘病…

不安障害になってしまった女性の闘病から完解まで―キム・イェジ『私、幸いなことに死にませんでした』

あらすじ・概要 人前で話すことにひどく緊張する、人付き合いが苦しい。病院に行くと不安障害と診断されたが、治療はうまくいかない。ときに自殺を考えた著者だったが、死にきれず治療を続けることを決意する。二度のカウンセリング、何度も挫折した薬物治療…

コミックエッセイというより実話をもとにしたギャグ漫画感ある―弾正よしかげ『心臓が止まった私と余命3ヶ月の祖父』

あらすじ・概要 突然不整脈を起こし、病院に行ったら即入院することになった著者。闘病の日々をコミカルに描く。また著者には、「生きたいように生きる」という価値観に影響を受けたパワフルな祖父がいた。心臓の手術をした闘病記と、実家の祖父との交流を描…

コロナウイルス感染レポート~2回陰性を引いた女が陽性だとわかるまで~

ここしばらくはコロナウイルスに感染し、自宅待機をしていました。 やることなくて暇なので、みんなもやっているコロナウイルス感染レポートを書くことにしました。 参考になれば幸いです。 感染がわかるまで 1日目:のどに違和感 仕事していたら夕方ぐらい…

がんになったライターが手術の後もストレスに悩まされる―内野こめこ・藍原育子『がんの記事を書いてきた私が乳がんに!? 育児があるのにがんも来た』

あらすじ・概要 健康関連のライターとして生活し、がん関連の記事も書いていた著者。そんな著者は乳がんの宣告を受け、乳房を取って再建手術を受ける。無事手術は終わったが、再発に怯え、友人の言葉に一喜一憂し、強いストレスの中生活することになる。がん…

強迫性障害の著者は認知行動療法で治療に挑む―みやざき明日香『強迫性障害治療日記』

あらすじ・概要 何度も手を洗ってしまう、コンピューターウイルスが怖くてウイルススキャンを繰り返してしまう、鍵がかかっているか何度も確認してしまう……。強迫性障害ゆえの行動に悩まされてきた著者は、治療のため認知行動療法を受けることを決意。暴露療…

強迫性障害の夫と漫画家の妻の山あり谷ありの生活―しらみずさだこ『うちのOCD(強迫性障害/強迫症)』

あらすじ・概要 漫画家を志す女性、しらみずさだこが出会った男性はOCD(強迫性障害)だった。ふたりは付き合い結婚するようになるが、だんだん彼の異質な行動が目立つようになる。著者は夫の脅迫的行動に振り回され疲れ果ててしまう。この生活の出口はどこ…

子宮内膜症になった著者は手術する―あらた真琴『子宮がヤバイことになりました。筋腫&内膜症&卵巣のう腫闘病記』

あらすじ・概要 経血の過多を放置し、ついに婦人科に診察に行った著者。そこで子宮内膜症であることがわかる。手術をすることになり、準備のために婦人科に通う。ついに手術になり、困惑と緊張を覚えながら手術に挑む。

精神疾患をテーマにしたコミックエッセイおすすめ10選

自分が精神疾患持ちなのもあり、精神疾患をテーマにしたコミックエッセイは、見かけたらなるべく読むようにしています。今回は、その中からおすすめのものをまとめてみました。 神様の命令に従っていたら病気になっていた『高校生のわたしが精神科病院に入り…

ゲーム会社のデザイナーの男性がうつになって復職するまで―ミヨシ『ぼくのうつやすみ 『うつ』になったけど帰ってこれました』

あらすじ・概要 憧れのゲーム会社にデザイナーとして入社したものの、忙しさや仕事のストレスからうつを発症してしまった著者。休職して家にいる間、無気力になったり自分を責めたりする。しかしうつをきっかけに少しずつ考え方が変わり、社会人としての生き…

双極性障害の著者は死なないために死にたい気持ちと共存を試みる―ひろのはこ『となりの希死念慮さん 死にたい気持ちと付き合う』

あらすじ・概要 双極性障害を患っている著者は、昔から「死にたい」という考えに取り憑かれていた。しかし、周囲の支えてくれた人たちのためには死にたくない。「死にたい」から「死なない」ために、己の中の希死念慮と語らい和解を試みる日々が始まった。文…