ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

きょうだい

フランスの三兄妹が迷惑かけたりかけられたり―『ローラとふたりの兄』

パネルに顔が反射しないようにしたら写真が変な角度になってしまいました。 あらすじ・概要 月初めの木曜日には両親の墓の前に集合する習慣のある、ローラとふたりの兄。ピエールは三回目のブノワの結婚式で、新婦の名前を忘れるという失態を犯してしまう。…

煮え切らない内容で面白くなかった―鈴木伸元『加害者家族』

あらすじ・内容 ある日自分の家族が加害者になったら……。犯罪者の数だけ加害者家族がいる。家族らはいやがらせや脅迫を受け、住んでいた土地から逃げざるを得ない場合も多くある。被害者への罪悪感と「まさかうちの家族が」という感情の間で揺れながらも、過…

女装癖のあるトラブルメーカーの弟とトンチキ展開に巻き込まれる―我鳥彩子『うちの中学二年の弟が』

あらすじ・概要 湖子には、六区という弟がいる。彼は女装癖があり、少女漫画ばりの妄想を展開し、トラブルに頭を突っ込む中学二年の少年だった。六区が何かに頭を突っ込むたび、湖子もそれに巻き込まれて翻弄される。奇妙な姉弟の関係を描いた連作短編。

兄と妹が織りなす三角関係と、自分は何者でもない辛さ―小花美穂『アンダンテ』

あらすじ・概要 吹奏楽部の部長でサックスを吹いている茗(めい)には血のつながらない兄、那都(ナツ)と暮らしている。茗は有名作曲家である那都への報われない恋心を持て余していた。そんなある日、ふたりの父がメルヴィーナという少女を連れてくる。「彼…

働かない弟を養いながら支える姉の距離感がいい―沼津マリー『実家からニートの弟を引き取りました』

あらすじ・概要 著者には高校を辞めて以来、引きこもってゲームばかりしている弟がいる。親孝行のために彼を東京のワンルームに引き取り、社会復帰を支援することに。まずは漫画のアシスタントを頼み、履歴書に書けることを増やそうとするが、弟はやはりゲー…

子どもっぽい雰囲気の作品にお色気描写入れるのやめよう―からて『押し入れの中のダンジョンクラフト』

あらすじ・概要 高校生の「僕」は寮の押し入れの中にダンジョンが広がっていることに気づく。そこにいたのは、死んだはずの妹、あーちゃんだった。あーちゃんと一緒にダンジョンを発展させていく僕だったが、そこには不穏な侵入者が現れる。あーちゃんはなぜ…

生き別れの妹がいたのはあやかしの住む屋敷でした―椎名蓮月『あやかし屋敷で夕食を』

あらすじ・概要 母の死の知らせが届き、生き別れの妹有沙とと再会した旭。有沙は人でないものたち「あやかし」と屋敷で一緒に暮らしていた。有沙は、蛇神の生贄となってしまったという。価値観のおかしいあやかしたちと同居することを心配した旭は、有沙と一…