ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「安くて小部数」という点では第一選択肢 「ちょ古っ都製本工房」で同人誌を印刷したレビュー

同人誌の印刷に「ちょ古っ都製本工房」を使ったので、覚書ついでに感想をシェア。 格安小冊子作成・冊子印刷・制作 ・印刷・印刷通販【ちょこっと(ちょ古っ都)製本工房】

あったかいけどどこかドライな現代ファンタジー 椎名蓮月 あやかし系シリーズ感想記事まとめ

同世界観なので一緒にまとめておきます。 これ、シリーズ全体の名前はないんだろうか。

ストレス対策の入門書としてまとまっている 熊野宏昭『ストレスに負けない生活 心・体、脳のセルフケア』感想

書籍概要 現代人をむしばむストレス。しかし、そもそも科学においてストレスとは何なのか? それをひもとき、科学的にストレスへの対策を提案する。ストレスとうまく付き合うメンタルヘルス本。

ベンチャー系企業のデザイナーがひたすらお仕事する創作BL 津夏『コマンドZはできません』感想

【創作BL】コマンドZはできません #1 by 津夏 on pixiv 面白かったので覚書代わりに感想。インディーズのものに関しては、「恥ずかしいから紹介しないで」というのを受け付けますのでTwitterからご連絡ください。 あらすじ デザイナー系の専門学校生小竹湊太…

note始めました

もう少し素の感じで書ける場所がほしいな、ということでnote始めました。 note.mu 役に立つとか立たないとかはあまりない、ゆるめの読み物になる予定です。 特に更新報告はしないので、読みたい人は自分でチェックしてください(雑)。 ゆるめでありつつ、な…

発達障害の人間による「片づけ」、もとい「生活の効率化」の実践とその結果

素材:写真AC(まんだむ)https://www.photo-ac.com/profile/572242 最近部屋の片づけをしていたので、そのことについて書く。 片づけるうえで気づいたのが、「片づけて部屋をきれいにする」という視点より、「片づけて生活を効率化する」という視点のほうが…

那須与一の霊に憑りつかれて弓道部へ 末羽瑛『キュードー・ライフ!』感想

あらすじ ひょんなことから那須与一の霊に憑りつかれた良治。彼はひとりきりで弓道部の活動をしていた鹿目梓に一目ぼれし、弓道部に入部する。良治はどんどん弓道の楽しさにのめり込んでいき……。

かるたの世界で起こる殺人事件の謎を解け 『劇場版名探偵コナン から紅の恋歌』感想

金曜ロードショーで見てました。 あらすじ 大阪の日売テレビで爆破事件が勃発。和葉は、そこでけがをしたかるた部部長の代わりにかるたの大会に出ることになる。同時にそのかるたの大会である皐月杯の優勝者が殺害され、コナンと平次は事件解決に向けて調査…

幸薄い人妻とデパート店員の密やかな恋 『キャロル』感想

Amazonプライムで見ました。 あらすじ デパートで働くテレーズは、上品な女性キャロルと、娘へのクリスマスプレゼントを選んだことから親密になる。少しずつ惹かれ合っていくふたりだったが、キャロルは離婚調停で娘を奪われそうになっていた。

秋に閉じ込められたリプレイヤーたちのゆるい生活 恒川光太郎『秋の牢獄』再読感想

あらすじ 女子大生の藍は、自分が11月7日を繰り返していることに気づく。同じ境遇の「リプレイヤー」たちとつるみ、ループを楽しむ。しかし、「北風伯爵」という謎の存在がリプレイヤーたちを脅かしていて……。表題作含む三編を収録。

『図書室のネヴァジスタ』感想その4~咲ルート~【ネタバレ有】

過去記事はこちら 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】 あらすじ 清史郎の兄賢太郎を監禁した…

「役割」を持つ人たちの掌編集 いしいしんじ『雪屋のロッスさん』感想

あらすじ なぞなぞをするタクシー運転手、巨躯のプロバスケット選手、マッサージ上手な女性。何かの「役割」を持った人をテーマにした掌編集。

男二人の掛け合いが楽しい 野村美月『アルジャン・カレール 革命の英雄、或いは女王の菓子職人』感想

上巻の感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 女王の菓子職人アルジャン・カレール。劇作家のオーギュストは彼になつき、あれこれ話をする。あるとき女王の権力の後ろ盾であるバルトレオンが敗走し、フロリアは戦争の危機に陥る。

「王子様」という抑圧からの解放 『少女革命ウテナ』25~39話までの感想

過去記事はこちら。 男装少女が決闘をして薔薇の花嫁を勝ち取った 『少女革命ウテナ』1~12話までの感想 ウテナに挑んでくる黒い薔薇のデュエリストたち 『少女革命ウテナ』13~24話までの感想 あらすじ 鳳暁生の干渉によって、ふたたびウテナに挑んでくる生徒…

時間ループと現代との類似性とこの先生き残るには 浅羽通明『時間ループ物語論』感想

久しぶりに評論系の本を読んで新鮮でした。そうそうこういう感じだった。 書籍概要 登場人物が同じ時間を繰り返す、時間ループ物語。古今東西の時間ループを紹介し、その傾向を分析。さらに、昔話や日本文学などの過去の作品から、時間ループの起源を探って…

NEWS乙女ゲー、犬型ロボ、大阪食い倒れ 最近読んで面白かった記事10選とその感想 part2

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ 面白かった記事についての備忘録、もとい旧時代のニュースサイトごっこ。 前回はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com NEWSに恋しての主人公と仲良くなろうとしてます/ノーガードで鬼イケパンチ 『千年万年りんご…

怪物になった子どもたちの裏側にあるものとは 押川剛『「子どもを殺してください」という親たち』感想

書籍概要 引きこもり、暴力をふるい、親を支配する子どもたち。彼らはなぜ「モンスター」になってしまったのか。精神疾患のある人々を、医療につなげる仕事をしている著者が見つめた、精神医療の矛盾とは。

花丸な男士たちの花丸な日々 『続 刀剣乱舞―花丸―』感想

そういえば見ていたのに感想を書いていなかったな、と思いまして。 あらすじ 前作で修行に旅立った大和守安定。彼を待つ加州清光は、新しい刀のお世話係に任命される。新しい刀が増え、新しい一年が始まる。刀剣男士たちはどのように季節を過ごしているのか……

ビジネスの場面でアサーティブにふるまうには 大串亜由美『アサーティブ―「自己主張」の技術』感想

アサーションの本を探していて手に取った本。 書籍概要 言いたいことが伝わらない。うまく要望や意見を言い出せない。どうすれば言葉を尽くせるのか……。 ビジネスシーンでの「アサーティブな立ち振る舞い」について解説する本。

傷跡もすね毛も消える、限界ファッション女向け 楽天で透けない肌色タイツを買った感想

透けない肌色タイツを買ってみました。

『図書室のネヴァジスタ』感想その3~晃弘ルート~【ネタバレ有】

過去記事はこちら。 『図書室のネヴァジスタ』感想その1~瞠ルート~【ネタバレ有】 『図書室のネヴァジスタ』感想その2~春人ルート~【ネタバレ有】 あらすじ 監禁中、賢太郎を殺害しようとした茅晃弘。辛くも監禁から脱出した賢太郎は、少年たちが監禁…

ジェンダーあやふや和風伝奇漫画 枝屋初『ばけむこ』を読んでください

基本的に漫画は完結後まとめて感想を書いているんですが、この漫画は売れて続きが出てほしいので今! 感想を書きます。 少しだけネタバレ(全部ではないですが)なので気にする方は今すぐ買って読んでください。 comic.pixiv.net あらすじ 女性が短命な一族…

自分も相手も大切にする会話をするために 平木典子『アサーション入門 自分も相手も大切にする自己表現法』感想

アサーションについての本を何冊か読んでみようキャンペーン。 今回は一冊目。 書籍概要 過度に自分の意見を抑圧してしまったり、攻撃的になったり、コミュニケーションは難しい。「自分もOK、相手もOK」な関係をどう作るのか。「アサーション」という概念を…

身長148cmだけどニッセンの背の低い人向けブランド「プッチージョ」が最高だったから宣伝するね

www.nissen.co.jp はじめに 全国の背の低い女性のみなさん、ニッセンの背の低い人向けブランドプッチージョを知っていますか? これがなかなか便利なので紹介記事を書きました。 いっぱい儲けてブランドを続けて行ってほしいです。

ラブラブカップルに訪れた同棲終了のお知らせ おりはらさちこ『同棲終了日記 10年同棲した初彼に34歳でフラれました』

あらすじ 10年以上彼氏と同居し続けていた著者。しかし他に好きな人ができたと恋人に言われてしまう。修羅場を経て、同棲解消を決めたふたり。期日までの重苦しい時間が始まった……。

下ネタ大好きなイタリア語通訳が自分の仕事について語る 田丸公美子『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』感想

楽天koboで、文春文庫セールがあったので購入。 あらすじ 下ネタエロネタ大好きのイタリア語通訳、田丸公美子。彼女が接するイタリア人は、一癖も二癖もある人ばかりで……。通訳という仕事について、イタリアという異文化について語るエッセイ。

知の巨人が少年時代に出会った先生たちの言葉 佐藤優『先生と私』感想

親からの借り物。 うちはわりとリベラルというか、どちらかというと左寄りの家だと思うんだけど、佐藤優の本は飛び交っています。 あらすじ 技師と専業主婦の間に生まれた男の子、佐藤優。彼は教育熱心な両親に後押しされ、地元の塾に通い始めた。そこには、…

滅びゆく人類の中に生まれたつぎはぎの怪物 日日日『ビスケット・フランケンシュタイン 完全版』感想

好きだった本を読み返すシリーズ。でも完全版は読んだことがありませんでした。 あらすじ 体の一部が謎の物質に置き換わる奇病が蔓延する世界。患部をつぎはぎにした人形は、自我に目覚めた。ビスケという名を得た怪物は、徐々に荒廃していく世界をさまよう…

「コスメポーチの中身を教えてください」のお題を作った雑感

お題「コスメポーチの中身を教えてください」 blog.hatenablog.com 私の作ったお題が週刊はてなブログで紹介されていました。 お題に乗っかってくれた方たちのおかげであって、別に私の手柄というわけではないんですが、ちょっとうれしいです。 ついでに雑感…

ちびででぶな少年が、お父さんと旅がらす ウルズラ・ウェルフェル『火のくつと風のサンダル』再読感想

昔好きだった本を読んでいくシリーズ。今回は子どものころ好きだった児童書。 あらすじ ちびでふとっちょのチムは、誕生日プレゼントにお父さんとの旅をプレゼントされる。夏休みに徒歩で旅に出た二人は、靴を修理しながら村や町を渡っていった。お父さんは…