ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

仕事

公務員の公平はとってもいびつ―秋山謙一郎『公務員の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』感想

書籍概要 就職先として人気が高い公務員。給料は? 仕事の内容は? 休みの日は? などなど、公務員の姿を解説した本。

いつもの古書堂だけどちょっとオチが不満―三上延『ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ』感想

今日の更新は、『ビブリア古書堂の事件手帖6』です。 表紙はダークな栞子さん。 あらすじ 『晩年』の古書ほしさに栞子を突き落とした男、田中から「別の『晩年』を探してほしい」という依頼が来る。ビブリア堂はそれがどこにあるのか調べ、危険な男が狙って…

装丁はアートではなく広告だ―範乃秋晴『装丁室のおしごと 本の表情つくりませんか?』感想

今日の更新は、範乃秋晴『装丁室のおしごと 本の表情つくりませんか?』です。 ライト文芸を読むシリーズで気になった本。 あらすじ 駆け出しの装丁家本河わらべは、会社の合併により巻島という男とペアになる。彼はベストセラーを連発する装丁家だったが、…

本からわかる人間の多面性―三上延『ビブリア古書堂の事件手帖5 栞子さんと繋がりの時』感想

今日の更新は、三上延『ビブリア古書堂の事件手帖5』です。 あらすじ 栞子に告白した五浦。しかし、彼女には「返事は待ってほしい」と言われる。律義に待つ五浦だが、その間にも、ビブリア古書堂にはさまざまな事件が持ち込まれる。五浦は栞子の言動を測り…

古書店の日常をコミカルに描いていて笑える―グレゴリ青山『ブンブン堂のグレちゃん 大阪古本屋バイト日記』感想

今日の更新は、グレゴリ青山『ブンブン堂のグレちゃん 大阪古本屋バイト日記』です。 古本屋アルバイト? 面白そうと思って手に取った一冊です。 あらすじ 著者のグレゴリ青山は、18歳のころ大阪梅田の古書店街でバイトをしていた。個性豊かな古書店の主や…

乱歩をリスペクトした現代ミステリが楽しい―三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔』感想

今日の更新は、三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4』です。 久しぶりに読んだけれど、だいたい話を理解できたのでよかった。 あらすじ とある女性から、江戸川乱歩の蔵書を売ることを引き換えに「鍵のかかった金庫を開けてほしい」と依頼された栞子。「俺」…

発達障害について何も知らない人にならいいかも―宮尾益知『ASD、ADHD、LD 職場の発達障害』感想

今日の更新は、宮尾益知『ASD、ADHD、LD 職場の発達障害』です。 発達障害についてのおすすめ本記事に載っていた本です。 書籍概要 仕事において、発達障害の人を、どう支えることができるか。職場を舞台に、困りごとを明確にするとともに、支援者と本人の工…

話半分に聞いておくべき本―島津良智『不安をなくす技術』感想

今日の更新は島津良智『不安をなくす技術』です。 書籍概要 不安にとらわれ、身動きが取れなくなってしまったときはどうすればいいのか。不安を心配に変えることこそが突破口になる。不安とうまく付き合い、ビジネスに生かしていこうとする一冊。

お金のない人が大家を始めてしまったその末路―藤條さち子『主婦でも大家さん 頭金100万円でアパートまるごと買う方法』感想

今日の更新は藤條さち子『主婦でも大家さん』です。 コミックエッセイを読み漁るシリーズ。 あらすじ 妻は漫画家&主婦、夫はタクシー運転手の夫婦。そんなふたりがアパートを買い、大家稼業を始めた。しかしそれは、苦難の始まりだった。不動産投資の苦労を…

医療業界におけるナチュラルな男女差別―水谷緑『まどか26歳、研修医やってます!』感想

今日の更新は水谷緑『まどか26歳、研修医やってます!』です。 狙ったわけではないですが、タイムリーな漫画でした。 あらすじ 外科で働いている研修医のまどか。医療現場という男社会で働いていくのは、苦労がいっぱい。でも、うれしいこともある。女性研…

ずぼらなOLのお弁当あるある―森下えみこ『今日も朝からたまご焼き』感想

あらすじ アラサーOLのみのりは、お弁当を作ることにチャレンジする。少しやる気が出たと思ったら、面倒になり……。ぐだぐだと作らない日が続くことも。はたしてみのりはお弁当の習慣を持つことができるのか。

最高につまらない本だった―野田宜成『こいつできる! と思われる いまどきの「段取り」』感想

今日の更新は、『こいつできる! と思われる今どきの「段取り」』です。 結論から言ってしまうと、読まなくていい本だと思います。 書籍概要 他人の効率を高め、自分の効率を高めるには? 名刺の整理や思考の整理、それに伴う工夫の仕方を解説していく本。 …

描きなれていないがストーリーは好き―伊蔵ユズコ『森の中書店つれづれ』感想

今日の更新は、伊蔵ユズコ『森の中書店つれづれ』です。 一冊完結の漫画を買いだめしたうちの一冊です。 あらすじ ごく普通の本屋さん、「森の中書店」で働く書店員の山田くん。毎日忙しく働いている。その中でお客さんと交流をするうちに、みんなさまざまな…

怒りをコントロールする方法 水島広子『「怒り」がスーッと消える本 対人関係療法の精神科医が教える』感想

書籍概要 「ムカムカを手放したい」「ついキレてしまう」「つまらないことでイライラしたくない」「怒りっぽい自分をなんとかしたい」あなたへ。「怒り」はなぜ起きるのか。どうすれば、イライラを手放せるのか。感情に振り回されない人になるには、どうすれ…

ストレスマネジメントは自分のホームポジションに戻ること 島悟・佐藤恵美『ストレスマネジメント入門』感想

ストレスマネジメントについて調べるシリーズ。 書籍概要 生きていくために避けられないストレス。それを軽減し、上手く生きていくためにはどうすればいいか。アサーションや生活リズムの観点から、ストレス管理の方法を解説する。

ベンチャー系企業のデザイナーがひたすらお仕事する創作BL 津夏『コマンドZはできません』感想

【創作BL】コマンドZはできません #1 by 津夏 on pixiv 面白かったので覚書代わりに感想。インディーズのものに関しては、「恥ずかしいから紹介しないで」というのを受け付けますのでTwitterからご連絡ください。 あらすじ デザイナー系の専門学校生小竹湊太…

ビジネスの場面でアサーティブにふるまうには 大串亜由美『アサーティブ―「自己主張」の技術』感想

アサーションの本を探していて手に取った本。 書籍概要 言いたいことが伝わらない。うまく要望や意見を言い出せない。どうすれば言葉を尽くせるのか……。 ビジネスシーンでの「アサーティブな立ち振る舞い」について解説する本。

下ネタ大好きなイタリア語通訳が自分の仕事について語る 田丸公美子『パーネ・アモーレ イタリア語通訳奮闘記』感想

楽天koboで、文春文庫セールがあったので購入。 あらすじ 下ネタエロネタ大好きのイタリア語通訳、田丸公美子。彼女が接するイタリア人は、一癖も二癖もある人ばかりで……。通訳という仕事について、イタリアという異文化について語るエッセイ。

アジア各地で活躍する日本人女性たち ヤマザキマリ『ヤマザキマリのアジアで花咲け! なでしこたち2』

コミックエッセイが読みたくなったので手に取りました。 書籍概要 漫画家ヤマザキマリが、アジアの国を旅して、そこにいる日本人女性に会いに行く。コスプレを広めるオタクの人、貧しい人々を支える人など、彼女らはさまざまな目標をもってアジアの地に立っ…

本好きのオタク漫画家が本にまつわる仕事を取材 久世番子『番線 本にまつわるエトセトラ』感想

久しぶりに著者のコミックエッセイを読みたくなったので手に取りました。 あらすじ 本の貸し借りのこと、本棚がすぐいっぱいになること……。本好きであり、漫画家の著者が本による喜びや悩みを語りつつ、校正者や国会図書館などへ取材を行う。本好きの日常や…

板前さんが水族館で職員として働く 末羽瑛『水族館の板前さん』感想

『Let it BEE!』が面白かったのでお礼課金です。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 働いていた料亭が閉まり、無職になった主人公、浩介は、水族館の臨時職員として働くことになる。水族館の仕事に少しずつやりがいを見出していく浩介だったが、仕事は波…

病によって変わった人を冷静に見つめる 宮子あずさ『看護婦が見つめた人間が病むということ』感想

エッセイが読みたくなって買ってきました。 この本が出たばかりのときは「看護師」ではなく「看護婦」だったんですね。 あらすじ 看護婦の著者は病棟でいろいろな人に出会う。夫婦関係を見つめなおす人、精神病棟で寄る辺なく生きている人。病をきっかけに暴…

ライトノベル作家がしゃべる猫とともにつらい執筆生活 石川博品『先生とそのお布団』感想

同人誌を加筆して長編に書き直したものだそうな。ガガガもそんな作品を出すようになったんですね。 あらすじ 売れないライトノベル作家、石川布団。人の言葉を理解する猫「先生」とともに、今日もひたすら小説を書く。打ち切り、出版、また打ち切りと、出口…

面接官から見た就活面接の難しさ 細井智彦『「使える人材」を見抜く採用面接』感想

就活するときの参考に読みました。 書籍概要 企業が社員を選ぶだけでなく、社員が企業を選ぶ場面でもある就職面接。優秀な人材を選び、優秀な人材に選ばれるためにはどうすればいいのか。心構えから、質問例まで、さまざまなことを解説する。

對馬陽一郎『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』は、定型発達者にこそ読んでほしい

すごくよかった! ので全力でおすすめします。 情報量の多さ まず白眉なのがこの本の情報量の多さ。 発達障害の本って、文字組はゆったり、イラストたくさん……という感じで情報量が少ないのが不満だったんです。 それは本を読む習慣がない人にはいいけれど、…

課題の多いアパレル業界で歩くには 岩崎剛幸『アパレル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

業界本を読むシリーズ 書籍概要 華やかなイメージのあるアパレル業界。しかしその現実は厳しい。繊維産業は海外に移転し、トレンドを自ら作ることも難しくなってきた。アパレル業界の現状とその課題を求職者向けに語る業界本。

派遣のメリットとデメリットを併記し、どのようなものか考える 土岐優美『派遣業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

業界について調べるシリーズ。 書籍概要 多様な働き方のひとつである、派遣。その法律にかかわることや、派遣のデメリットとメリット、今後の課題について語る。派遣で働く人、派遣会社で働く人に向けた求職者向けの業界案内本。

健康ビジネスで儲けるにはどこを重視すればいいのか 川上清市『健康ビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

業界のことを調べてみるシリーズ。 書籍概要 少子高齢化や健康意識の高まりによって、注目されている健康ビジネス。そこで利益を上げ、客とよい付き合いをしていくためにはどうすればいいのか。就活生向けに業界の展望を書いた本。

金融の歴史とこれからを語る 平木恭一・奥澤敦司『金融業界の動向とカラクリがよ~くわかる本』感想

業界について調べるシリーズ。 書籍概要 株、為替など、「お金」にまつわる業界。それらはどのような歴史を持ち、今後どのような課題が予測されるのか。金融のこれまでとこれからを語る、就活生向けの入門書。

技術の革新によってさまざまな展開をする教育ビジネス 川上清市『教育とビジネスの動向とカラクリがよ~くわかる本[第2版]』感想

書籍概要 学びを与える教育産業。予備校業界の再編、教育分野におけるITの活用、社会人やシニア向けの教育など、その動向は変化しつつある。教育業界の現状と今後の展望を解説する就活者向けの業界研究本。