新書
あらすじ・概要 「調べること」は学者や専門機関、記者の専売特許ではなく、一般市民も社会のことを調べることができる。図書館やインターネットの使い方、聞き取り調査やインタビューのこつ、調べたことをどう発表するかなど、市民の視点から調査を語ったハ…
最近量は少ないもののKindleUnlimitedに岩波新書が来ているのでコツコツ読んでいるのですが、やはり岩波新書の「当たり」率はすごいですね。読んでよかったと思える本が多いです。 今日は過去記事から岩波新書の本で面白かったものをまとめてみました。 ケル…
あらすじ・概要 アルビノ、脱毛症、小耳症……。人とは外見が違ってしまう病気にかかった人々。彼ら彼女らは、周囲の差別や偏見、また自分自身の葛藤に悩まされている。「見た目問題」を持つ当事者にインタビューし、著者がそれをまとめる。外見とは? 自分ら…
あらすじ・概要 レバノン内戦ゆえに故郷を離れ、学生をしていた著者はあるとき能楽師の息子と出会う。彼と結婚することになった著者は、能楽における古いしきたりや価値観に戸惑いつつも夫を支える。夫は著者とともに、新しい能楽のスタイルを表現するため活…
あらすじ・概要 ユーラシア大陸の西の果て、島国として存在するイギリス。ブリテン島で暮らしていたケルト人の時代から、ノルマンコンクエストの時代、イングランド・スコットランドの確執、そして産業革命……。と、イギリスの歴史を10に分けダイジェストで…
あらすじ・概要 個人や企業が金銭を儲けると、その一部を税金として納めなければならない。しかしその納税を回避し、社会に富を還元しない人たちがいる。その裏に存在するのはタックス・ヘイブンと呼ばれる租税回避が可能な地域。著者は税務署で働いた経験か…
あらすじ・概要 三審制の最後の砦最高裁判所。そこではどのような判決が出ているのか、また、どのような裁判官が判決を出しているのか。最高裁のシステムやつくりを解説しつつ、「法の番人」の姿を暴き出す。
あらすじ・概要 13歳で同性である女性に初恋をした著者。女性が女性を好きになることはおかしいことなのだろうか? と悩み、葛藤する。しかし世界一周の船「ピースボート」に参加したことから、自分以外の性的マイノリティに出会う。自分を受け入れられな…
あらすじ・概要 子どものころから虫好きだった著者、桝太一は、名門麻布中学に入学し、そこで生物部に入る。そこでは走り込みをして体を鍛えながら、生き物の採集をしていた。卒業後は東大に入り、海洋生物に興味を持ちアナゴや貝の研究をする。そんな著者は…
あらすじ・概要 少年院の子どもたちに児童精神科医として携わった著者は、そこで反省できない、努力できない子どもたちに出会う。どうやら彼らはそもそも認知能力や知的能力が低く、自分をコントロールすることが苦手らしい。少年たちを社会に戻すために何が…
あらすじ・概要 体のどこかが悪い、知的に遅れがある、発達に遅れがある……。さまざまな面から子どもたちを教育から遠ざける「障害」。障害のある子どもたちにも教育に参加してもらい、成長する権利を保障するためにはどうすればいいのか。障害者教育の現場の…
あらすじ・概要 戦国時代が終わり、長い平和が続いた江戸時代。そのころ、庶民はどう社会を見ていたのか。江戸時代の豪商や百姓の遺言を読み、当時の生活や社会の価値観について迫る。老境を迎え、自分の人生を振り返る江戸時代の人々の哀しくもいとおしい姿…
あらすじ・概要 普段歴史があるものとして認識されている「商店街」。しかしその歴史は意外と新しかった。商店街の発生から衰退までを政治史、社会史、商業史の観点から語り、商店街と地域社会の「これから」を考えていく新書。
あらすじ・概要 活動的になる躁状態、意欲が低下しうつうつとするうつ状態を行き来し、生活に支障をきたす双極性障害。その発見、治療、維持療法はどのようなものなのか。双極性障害の患者や家族のために、使える薬剤や心理療法を解説する。
あらすじ・概要 日本の依存症者は20人にひとりと言われている。その中のひとつ、ギャンブル依存症はときに犯罪を引き起こし、子どもの教育に悪影響を与える危険なものだ。ギャンブル依存症の人々をいかにサポートし治療していくか、ギャンブル依存症の家庭で…
あらすじ・概要 今は介護の仕事をしている元ヤクザ。著者が聞き取った彼の半生は、犯罪と裏社会の人間関係で満ちていた。ひとりの元ヤクザの人生を語りつつ、ヤクザを離れた人々のその後を考える。暴対法によってヤクザを排除しつづける社会は、本当に安全な…
あらすじ・概要 身の回りにあるさまざまな小説・漫画・映像作品。それらはどこまで勝手に使っていいのだろうか。著作権法でできること、できないことを解説する、基礎的な著作権の知識を身に着けるための本。
あらすじ・概要 巷にあふれるデマ・フェイクニュース。コロナ禍も相まって、真実を知ることはますます困難になっていく。ニュースを受け取る人々は、どのようにしてその良しあしを判断すればいいのだろうか。新聞記者であった著者が、メディア内部の事情を解…
あらすじ・概要 日本各地にあるファミリーレストラン。それらはどこから来たのか。明治初期のデパートの食堂から始まって、郊外の路面店やショッピングモールに入るまで、ファミリーレストランの歴史を追っていく。そこには、日本における家族と外食の関係が…
あらすじ・概要 富める者が富み、貧しいものはより貧しくなる資本主義社会。そこから脱却するには「分かち合い」が必要だ。貨幣によらない相互扶助が崩壊した社会で、「分かち合い」のシステムを作るにはどうすればいいのか。経済の今後を語る本。
あらすじ・内容 ある日自分の家族が加害者になったら……。犯罪者の数だけ加害者家族がいる。家族らはいやがらせや脅迫を受け、住んでいた土地から逃げざるを得ない場合も多くある。被害者への罪悪感と「まさかうちの家族が」という感情の間で揺れながらも、過…
あらすじ・概要 スピードスケートから競輪へ転向した著者。彼を待っていたのは、「博打」の駒として生きる人生だった。アスリートとして高い収入を得る代わりに、観客の賭けた多額の金を背負って走り続けなければいけない仕事。著者はどのようにして重圧を乗…
あらすじ・概要 辞書編纂の仕事をしている著者は、新たな版の辞書を作るために「言葉」を追う。日常の中から気になった言葉を収集し、減らす項目、増やす項目について悩み、抽象的な用語の説明に四苦八苦する。言葉のプロが辞書作りを通して、日本語でできた…
あらすじ・概要 イギリスにおける名門寄宿学校、パブリック・スクール。何度もフィクションの題材にされてきたそれは、どのようにイギリス文化に影響を与えたのか。パブリック・スクールの始まりと発展をなぞり、現代のパブリック・スクール事情についても語…
あらすじ・概要 ある政策について民衆に是非を問う、直接民主主義の一種「住民投票」。著者は日本各地で行われた住民投票の経緯と結果を調べ、その必要性を語る。「民意」はどのように政治に取り入れられるべきか……。
あらすじ・概要 何度も人類を危機にさらしてきた感染症。どんなときに感染症は広がるのか? 感染症の種類や伝播する過程を紹介し、正しく対処する方法を語る。感染症をきちんと恐れ、科学的知識で戦う本。
あらすじ・概要 先天的なものであり、治癒が難しいとされてきた自閉スペクトラム症。しかし最近の研究で、発生には環境要因が強いことがわかってきた。自閉症の子どもを支えるため、親や周囲は何をすればいいのか。最新の情報とともに、周囲ができる治療方法…
あらすじ・概要 夫婦関係を研究している著者は、何組もの夫婦を長年追跡調査・インタビューしている。幸せを求めて結婚した人々は、何度もインタビューをするうちに夫婦生活の苦しみや固定観念に囚われていた自分を吐露していく。観察を通して、夫婦それぞれ…
あらすじ・概要 小説の中や映画の中で女性が話している「~よ、~だわ」という口調。しかしながら、この話し方をする女性は全国的に見てもそれほど多くはない。なぜ、フィクションの中でこのような話し方が流布しているのか。「女ことば」の歴史を追いながら…
あらすじ・概要 作家の雨宮処凛は、学生のころからいじめに遭い、バンギャになっても美大志望の少女になってもどこか名状しがたい生きづらさを感じていた。作者自身の半生を振り返りながら、「ロストジェネレーション=失われた時代に生きた世代」の息苦しさ…